三河湾調査

<目的>

アユ仔稚魚のゆりかごである三河湾でアユの仔稚魚を採捕するとともに、環境条件を調べ、当年の資源量やアユの生育状況を予測します。
 

<方法>

①小型曳き網(サーフネット)による調査
アユの稚魚が留まる砕波帯(波打ち際)で長さ4m×高さ1m、目合1mmのネットを50m曳き、アユ仔魚を採集します。地点ごとにこれを2回繰り返します。

三河湾の風景
ネットについたアユを拾い集める

②集魚灯調査
船上から表層に水中ライト(200W)を下ろし、集まってきた生物を一定時間採集します。採集したサンプルは矢作川研究所でアユとそれ以外のものに分けられます。

集魚灯で採集された仔魚
船からの集魚灯調査

③発電所放水口における調査
2~4月になると矢作川河口近くにある火力発電所の温排水口で遡上前のアユが集まるようになります。このアユをサビキによって採捕しています。